ベランダの床が、いつの間にか黒っぽくなっているのに気づくことはありませんか。北側の面や水はけの悪い角からじわじわと広がり、雨のあとにはいっそう色が濃く見える、あの黒ずみです。
この記事には広告(アフィリエイト)リンクが含まれます。
なんとかしようと、浴室のカビ取りスプレーを持ち出したくなるところですが、コンクリート用と書いていない薬剤を屋外の床にかけるのは、変色や表面の傷みにつながると言われている点に注意。まずは、その黒の正体を落ち着いて見分けることから始まります。
この記事では、ベランダや玄関土間の黒ずみを「苔・カビの混在」「油汚れ」「鳥のフン」の3つに振り分ける見方を整理します。そのうえで、苔・カビの混在だと判断した場合の候補として、アサヒペン コケ・カビ黒ずみ除去スプレー 800g(Amazon実売1,421円)の特徴を紹介。
黒ずみの正体は3タイプに振り分けられる
湿った感じの黒ずみ:苔・カビの混在の可能性
ベランダや土間のコンクリートが、湿っぽさを伴って黒ずんでいるパターンです。正体は苔・藻・カビといった微生物の混在であることが多く、今回取り上げるスプレーの対象になるのは、このタイプです。
にじむ艶のある黒:油汚れの可能性
つるりと艶があって、にじむように見える黒。駐輪場の停車位置だけ濃くなる帯状のシミも、油の染み込みを疑うサインです。コケ・カビ用のスプレーでは落とせない汚れなので、このタイプは見送りになります。
白い塊や固まった斑点:鳥のフンの可能性
白っぽい塊や、乾いて固まった斑点が散っているなら、鳥のフンの汚れかもしれません。フンの色素と苔・カビの黒ずみは別物で、こちらもこのスプレーの守備範囲外です。
湿った感じで黒ずんでいるなら、この800gが候補です。
選び方の4つのポイント
黒っぽい膜の正体は、切り分けなくてよい
屋外のコンクリートは多孔質で水を含みやすく、日陰や風通しの悪い面には微生物が付きやすいものです。一般的な知見でも、黒っぽい膜の正体を「苔だけ」「カビだけ」と切り分けるのは難しいという指摘。緑がかっていれば苔や藻、黒い斑点ならカビ、という目安はあるものの、実際には同じ面に混在していることが多いようです。見分けに時間を使うより、屋外のコンクリート向けと書いてある専用剤を1本用意する方が、遠回りは少ないと思います。
油汚れと鳥のフンは、別の対処に回す
艶のあるにじむ黒、決まった位置に帯状に残るシミは、油の染み込みのサインです。駐輪場の黒いシミ記事で整理しています。コケ・カビ用のスプレーに、油を分解する役割はありません。白っぽい塊や、乾いてかたくなった斑点が主なら、鳥のフンの汚れの可能性が高いです。鳥のフンの記事で場所別に整理済み。同じ黒に見えても、原因が違えば対応も変わってきます。
浴室用の塩素系カビ取り剤は、ベランダへ持ち出さない
カビキラーに代表される浴室用の塩素系は、タイルや目地、パッキン向けの処方です。コンクリートや外壁への使用は、表示にないことがほとんど。多孔質のコンクリートに強い塩素系を繰り返すと、色むらや表面の傷みにつながる可能性がある、という指摘もあります。植物や金属への飛び散りも、開けた屋外では室内より起きやすいでしょう。浴室で使っているボトルをそのままベランダへ持ち出す判断は、避けた方が安全だと思います。
表示に「コンクリート」「外壁」があるかを見る
薬剤を選ぶときに見るべきは、効能の強さの宣伝ではなく、コンクリート、ブロック塀、外壁、ベランダといった対象面が表示に書いてあるかどうかです。書いてある専用剤なら、屋外の床に出す前提が最初からある製品。書いていない浴室用・衣類用は、黒ずみが似て見えても用途が違います。また、賃貸の共用部が対象なら、薬剤を出す前に管理会社や大家さんへの確認が先になります。
商品の外観・仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | アサヒペン コケ・カビ黒ずみ除去スプレー |
| メーカー | アサヒペン |
| 種類 | 屋外のコケ・カビ・黒ずみ向けスプレー |
| 容量 | 800g |
| 価格 | Amazon実売 1,421円 |
アサヒペンが作る、屋外のコケ・カビ・黒ずみ向けのスプレーです。容量は800g、Amazonでの実売価格は1,421円。コンクリートや外壁など、屋外の硬い面を対象にした専用剤として置かれています。浴室用のカビ取り剤を流用しなくて済む、というのがこのボトルの位置づけ。コケかカビかを鑑定してから買う、という手順を省略できる点も特徴になります。ただし、油汚れ用でも、フンの色素用でもありません。対象は、屋外のコケ・カビ・黒ずみに限られます。
ベランダのコンクリートが対象なら、この800gです。
評価のポイント
対象面の表示があること
このボトルを1本置く理由の中心は、洗浄力の数字ではなく、コンクリートや外壁へ使う前提が商品側の表示に書いてあることです。浴室用を屋外へ流用すると、対象外の面に強い薬剤を出すことになる点に注意。専用剤なら、その取り違えを最初から減らせます。1回で色が抜けきるとまでは言えないものの、用途の取り違えを先に潰せる点が、このスプレーの価値だと思います。
800g・1,421円という置き場所
ベランダの床、玄関の土間、ブロック塀の足元など、手が届く範囲が主戦場です。800gで1,421円なら、広い駐車場を業務用で洗う前の「最初の1本」として置きやすい価格帯でしょう。スプレータイプなので、水を溜める場所が少ないベランダでも手順は短く済みます。広い面を一度に洗う用途には本数がかさむため、その場合は最初から業務用の面洗浄に回した方が早そうです。
よかった点と気になった点
よかった点
まず、対象面の表示が浴室用と明確に分かれていることです。コンクリートの黒ずみに浴室用を出してよいのか迷う状況を、店頭で減らせます。次に、コケ・カビ・黒ずみを同じボトルの対象にしている点。苔とカビが混在しやすい現場と噛み合っています。メーカーの謳いであり、正体が一つに決まるわけではありませんが、鑑定より先に1本置けるのは実務上の得。そして、容量800g・実売1,421円という数字も、ベランダの床が主なら過剰な業務用を先に買わずに済む大きさです。バケツとデッキブラシを出す前の段階として切り分けやすいのも、スプレータイプならではでしょう。
気になった点
一方で、油がにじんだ黒には向きません。チェーンオイルやエンジンオイルの染み込みは、別の洗剤とブラシの話になります。鳥のフンの色素も、このボトルの役割ではありません。また、色のついたコンクリート、金属、植木への付着には、屋外の薬剤全般で注意が出やすいです。使う前はメーカーの表示を読み、目立たない場所で様子を見る方が安全でしょう。広い面を一度に洗う用途には、800gでも本数がかさみます。ただ、弱点は「油」「フン」「広い業務用」の3つに絞られていて、湿った黒ずみに困っているだけなら影響しないと考えられます。油が主なら見送り、フンが主なら見送り。苔とカビの混在が主なら、この800gの出番です。
こんな方におすすめ
- ベランダや玄関土間のコンクリートが、湿った感じで黒ずんでいる人
- 浴室用のカビキラーを屋外へ出してよいか、判断がつかない人
- コケかカビか見分けがつかず、専用剤を1本だけ置きたい人
逆に、油染みが主の人、鳥のフンが主の人、浴室の目地が主の人は、このボトルの対象外になります。
まとめ
ベランダのコンクリートの黒ずみは、苔・藻・カビが混在していることが多い、というのが一般的な整理です。浴室用の塩素系を流用するとコンクリートを傷める可能性があるため、浴室のカビ取り剤はベランダへ持ち出さないのが無難です。薬剤を見るときにチェックしたいのは、効能の強さではなく、コンクリート・外壁向けと書いてあるかどうか。油のにじんだ黒が主ならこのボトルは見送り、湿った微生物由来の黒ずみが主なら、アサヒペン コケ・カビ黒ずみ除去スプレー 800g(1,421円)が候補になります。
ベランダのコンクリートが黒ずんでいるなら、この800gを選んでください。


コメント